海外出張と飛行機とビール[22日目]


本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントTechBlog 2017」の第22日目です。

Cerevo アドベントTechBlog 2017
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伊藤です。

今年も海外出張が多い1年でした。香港、中国、アメリカ、フィリピン、ベトナム、台湾、オーストラリアなど様々な国に行きました。

私の場合、出張期間は長くないのですが出張回数が多いので、飛行機の中や空港ラウンジで過ごす時間が増えてきます。長いフライトや空港での待ち時間のお供はいつもビールです(もちろん仕事もします)。

出張先でもローカルビールとローカルフードのみで過ごすというポリシーなのですが、その話は次回ということにして、今回は飛行機とビールをテーマにしてみました。私はPriority Pass所有者なので、これを駆使してタダでビールを楽しむというテーマでもあります。

行き先として特に回数の多い香港、中国、アメリカを中心にお話ししたいと思います。

香港

東京 – 香港間はLCCを含めて非常に多くの航空会社が運航しています。そのため価格は非常にリーズナブルで、繁忙期でなければ香港エクスプレス、バニラ、ジェットスターといった航空会社だと往復で3万円台です。

そのなかでも香港エクスプレスはモバイル搭乗券を導入していたり、成田空港ではターミナル2を使用していたり、なにかと便利でおすすめの航空会社です。最近は321や320neoといった機体も導入し、機内もなかなか快適です。ただしビールは出ません。

一方でGWや旧正月などの繁忙期になると、出張直前にLCCの航空券を確保するのは難しいのですが、時間帯を調整すればキャセイやANAといったFSCを4万円代で購入することができるのでこちらもお得です。

その中で注目したいのがエチオピア航空です。スターアライアンスに加盟しているエチオピアのフラッグ・キャリアです。エチオピア航空の成田 – 香港間のフライトは水金日にそれぞれ1往復の週3往復のみで、さらにフライトの時間帯もいまいちですが、安定した価格(往復3万円代前半のことも)、片道だけでも安く購入できるなどのメリットがありダークホース的な位置付けです。機体も787です(かなり古いが)。

そして、エチオピア航空の機内で飲めるビールがこちら。

ドイツ風のオランダビールってことらしいのですが、なぜこのビールにしたの? と問いたくなる味です。機会があればぜひ飲んでみてください。

エチオピア航空やLCCを使うと、香港空港への到着が深夜1-4時あたりのつらい時間になります。香港空港から中国の深センへ移動することが多いのですが、始発のバスは早くても朝6時です。そこで活躍するのが香港空港の到着ロビーにあるPlaza PremiumのArrival Loungeです。残念ながらビールは有料ですが、食事、シャワー、Wi-Fiは無料ですので快適に過ごすことができます。実はこのArrival Loungeは出発前にも利用できますので、航空会社のカウンターが空いてなくてチケットを発券できないときの待ち時間にも便利です。

香港空港のPlaza Premiumは出発ロビー内にも2箇所あります。出発ロビー内のラウンジは、ゲート1付近のEast Hallよりもゲート40付近のWest Hallがおすすめです。人も比較的少なく、なによりもドラフト(Heineken)が飲めますので。

香港空港には搭乗ゲートや搭乗時刻がリアルタイムで分かる公式アプリ「HKG My Flight」があり、とても便利です。このアプリとPriority Passを使って搭乗直前までラウンジビールを満喫できますので、みなさんもトライしてみてください。

中国

中国の航空会社というと色んな人から心配されることがありますが、安全面についてはまったく問題ありません。

私が利用したことがある航空会社をご紹介しておきましょう。国際線では、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、深セン航空、上海航空、春秋航空、吉祥航空など。中国国内線だと、廈門航空、海南航空、天津航空、奥凱航空(”オッケーこうくう”と読む)なども含まれます。

中国の方に話を聞くと、南方航空、海南航空あたりの評判が良さそうです。海南航空は5スターですし。

個人的には深セン航空と廈門航空が好きです。深セン航空はCAさんのサービスがよく、機内も清潔です。厦門航空はCAさんが帽子をかぶってます。最近はCAさんが帽子をかぶる航空会社は少なくレアです。制服の色もいいです。好きな理由はそれだけです。

厦門航空に搭乗したときに機内でもらいました。中国でよく見る布製の袋です。弊社ではチャイナバッグと呼んでいて、強度があるため非常に重宝します。

ではビールの話をしましょう。中国のレストランでは冷えてないビールが提供されることがしばしばありますが、機内も例外ではなく常温のビールが出てきます。いっしょに氷をもらうことをおすすめまします。

残念ポイントをもう一つ。上の写真は中国国際航空の燕京ビールなのですが、それ以外の航空会社だと基本は青島ビールなのでマニアックさに欠けます。

個人的には、こんなマニアックなビールを期待してしまいます。

Heinekenではありません。

しかしラウンジは一味違います。私がよく使っている深セン空港の国内線ラウンジでは大好きな金威(Kingway)ビールを飲むことができます。

これまでに、北京、天津、大連、煙台、青島、上海虹橋、上海浦東、寧波、杭州、台州、桂林、長沙など多くの空港を利用してきましたが、ラウンジではそれぞれの地方のビールが飲めることが多いので楽しみの一つです。中国の国内線は遅延が多く、ラウンジでの待ち時間が長くなるためビールは必須ですよ。

そういえば、寧波空港で搭乗待ちをしているときに「Can you speak Mandarin?」と聞かれたことがあります。わたし、いったいどこの国の人に見えたのでしょうか……

アメリカ

出張先はロサンゼルス、ラスベガス、シアトルが多いので、移動はデルタ航空か中国または韓国の航空会社で北京、上海、仁川あたりで乗り換えます。

デルタの日本 – アメリカの国際線で飲めるビールは日本のものかHeinekenあたりで、アメリカンビールはMiller Liteです。残念です。Bud Light派の私としては。

ちなみにBud Lightのキャッチフレーズは”As easy to drink as water”らしいです。現在は日本で販売していないので、アメリカに行った際は飲んでみてください。水よりうまいですよ。

一方でデルタのアメリカ国内線はなかなかおもしろいです。行き先によって機内で飲めるビールが違います。Bud Lightに出会ったことはないですが、定番だとBlue Moonはほぼ間違いなく飲めるでしょう。見たことないIPAがあったり、シアトルの地ビールっぽいものがあったり。

また、国内線では757、CRj-700、ERj-170など日本ではなかなかお目にかかれない機体に乗るというレアな体験もでき、そういった面でもおもしろいです。

しかしアメリカの国内線も中国に負けず劣らず遅延が多いです。なのでフライトはなるべく朝早い時間、できれば朝一を選びましょう。“使用機材の到着遅れ”による遅延のリスクを減らせますし、朝一のフライトは価格が比較的安いです。アメリカは車社会ですし、みなさん朝早くから働き始めますので、朝のかなり早い時間から交通渋滞が発生します。

私はできるだけ渋滞が発生する前に空港に移動し、フライトまでラウンジで朝食をとったり打ち合わせの準備をしたり、ゆっくり過ごします。ビールは飲みませんよ、打ち合わせ前ですからw

おわりに

海外は時差もありますし、英語しか使えない、ホテル滞在になるなど普段とは異なる環境で仕事をすることになります。とくに出張中はここぞというタイミングで最大限のパフォーマンスを発揮しなければなりませんので、体調管理が特に大切です。

私の場合は、大好きなビールを楽しむことで適度に緊張を緩和して、心身ともにベストな状態をキープすることを心がけてます。ビールがあれば12時間のフライトや8時間のトランジットもストレスなく過ごせますからw

みなさんはどのように海外出張をお過ごしですか?ぜひ海外出張と飛行機とビールを楽しんでみてください。

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