RIDE-1のオープンソース版ステー、外観データを公開

RIDE-1製品マネージャの佐藤(@key3)です。

いろいろな自転車でRIDE-1が使えるように、Hack RIDE-1プロジェクトの第1弾としてオープンソース版のステー、外観データの3Dモデルデータを公開しました。

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ファイルはSTL形式となっており、3D CADを用いて変更することができるため、3Dプリンタで出力することで、これまでRIDE-1が取り付けられなかったユニークな形状の自転車や、その他の乗り物で利用することができるかも知れません。

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ステーのモデルデータは製品と同じく自転車のボトルケージに取り付けるタイプのもので、S / M / Lの3種類をMITライセンスで公開しています。

外観のモデルデータも製品と同様のもので、うまく利用することでオリジナルのステーを作成することができるでしょう。こちらはCC BY-NC-ND 4.0に従ってご利用ください。

また、1月を少し過ぎてしまいましたが、先月実施したRIDE-1の更新内容をお届けします。

パスワードリセット機能の追加

パスワードを忘れてサービスにログインできなくなったことはありませんか?RIDE-1ウェブサービスにパスワードリセット機能を追加しました。これでパスワードを忘れても安心(?)ですね。

アクティビティ表示画面のユーザビリティ改善

地図を操作しているときに自動的にスケールが変わってしまったり、スクロールしてしまうことがありました。少々使いにくい印象でしたので、先月の更新で動作を変更しています。

※ユーザビリティにまつわる改善は不定期に実施されます。

また、今後数週間で以下の対応を進めていく予定です。

  • アクティビティ同期速度の改善
  • アクティビティ表示の改善
  • ANT+ Bicycle Powerプロフィールの対応

近日中にRIDE-1本体のBluetooth Low Energyのキャラクタリスティック定義とWebAPIの公開を予定しています。面白いアイデアがあればぜひ info@cerevo.com までご連絡ください。

[20日目] 基板を起こしてモータを動かそう

男の子ならいくつになっても動くオモチャって楽しいですよね。エンジンやモータが好物です。電気エンジニアのべーたです。

今回は簡単にモータを回して遊ぶ方法をご紹介します。
趣味で工作をされる方にはArduinoやmbedで動かしている人が多いので、それらとは違うアプローチで動かしてみます。
 

サーボモータを動かす

ラジコンサーボを動かしてみましょう。ラジコンや工作をする方にはおなじみのアクチュエータですね。こんなやつです。

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MG-90S (Tower Pro 社製)

制御回路やモータドライバ、ギアやポジションセンサがパッケージングされている便利なモータです。

電源と、たった1本の信号線を繋ぐだけで動作させられるので簡単に扱うことができます。サーボモータは目標角度の指令を入力すると出力軸が目標角度まで回転します。ミニ四駆に入っているようなブラシモータとは違って何回転も回すことはできませんが、ある角度の範囲内であれば大きな力で指令の向きまで出力軸の向きを変えてくれます。

どんな信号が必要か

一般的な小型のサーボでは電源電圧に4.8から6Vを与えます。位置指令はパルスの長さで与えます。このとき、パルスの長さが1.5ms(ミリ秒)で中央となり、そこから±0.5ms程度でそれぞれ両端まで動くサーボが多いようです。これについては様々な方が解説してくれているのでそちらへ譲ります(「サーボ 動かし方」などでググって下さい)。

ところで、サーボへ入力するパルスの電圧振幅はどれくらいが良いのでしょうか。一般的には、LレベルはGNDでHレベルはサーボに与えている電源電圧でしょう。

では、ちょっと真面目に考えてみます。サーボモータのトルクを目いっぱい使いたい時には6Vの電源を用意するでしょう。しかし6Vの信号を出力できるマイコンはそうそう無いはずです。逆にマイコンが5Vや3.3Vで動作している場合はサーボの電源も合わせて5Vや3.3Vを供給しなければならないでしょうか?

私が実際にサーボモータに6Vを供給し、マイコンから3.3Vのパルスをサーボに与えてみたところ、正常に動作することを確認しました。手元で1台動いたからと言っても100台で正しく動くでしょうか?1000台では……?設計者がもしもこのままサーボを量産で使ったとしたら歩留まりが気になって眠れなくなってしまいます。実際にはどれくらいの電圧の信号が許容されるのでしょうか?エビデンスを残しましょう。

その答えはサーボモータに内蔵されている制御回路を司るICのデータシートにありました。電気エンジニアにとっては非常にメジャーなICメーカに新日本無線という会社があります。このメーカがサーボに内蔵されている制御用ICを製造しているようです(互換品をルネサスや中国メーカも製造しています。電気的仕様もほぼ同じようです)。

では、NJM2611のデータシートを見てみましょう。注目すべきは「電気的特性」の表です。

電気的特性

NJM2611データシートより

「最小パルス電圧」という項目がありました。所謂「Hレベルの入力電圧VIH」と同様のパラメータでしょう。これによると「最小1.85V」とあります。言い換えると、Hレベルが1.85V以上のパルスを与えれば良いということになります。

これで3.3Vや5V振幅のパルスで問題ないというエビデンスが得られました。すっきりしましたね。(どうやら他メーカのサーボコントローラICも同様の入力特性であり、おおよそTTLレベルと考えて良さそうです)
 

マイコンを動かそう

さて、どのような信号を用意すれば良いのかがわかったので実際に信号を作っていきましょう。マイコンからはパルス幅が最小1ms, 最大2msのワンショットパルスを出力することにします。それをタイマ割り込みで20ms程度毎に出力すれば良いでしょう。こういう場合にトラディショナルなマイコンであれば、

タイマのレジスタを探す → ワンショット動作&ピン出力に設定 → コンペア値をセット

というような手順を踏むかと思います。最近の高級な開発環境であればタイマ周りの設定をするAPIが提供されていて、それを叩く方が多いでしょうか。そこで、今回はモータを回すのが目的なので、面倒な設定を考えずに済むPSoC5LPを使ってみます。PSoC5LPとは、ARM Cortex-M3コアとプログラマブルロジックを搭載したマイコンです。このプログラマブルロジックを使うにはGUIで線を繋いでいくだけできます。ペリフェラルを自由に構成することができるため、PWMをたくさん欲しい時に重宝します。他にどのような活用方法があるのかは拙著のプレゼン資料をご覧いただくか、ちょうど PSoC Advent Calendar 2016 が開催されています。こちらを眺めてみると良いでしょう。私が初めてPSoC5を使った時はマイコンのアーキテクチャを意識せずに扱えるのがとても新鮮だったことを覚えています。

今回はPSoC Creator にて提供されているPWMコンポーネントを使います。ツリーからPWMと出力ピン、クロックを持ってきてこのように繋ぎました。リセットを操作するためにControlRegを接続しました。

コンポーネントの配置と配線

コンポーネントの配置と配線

パルス幅の分解能を10us単位にすると扱いやすそうだったのでクロック入力は100kHzとしました。8bit幅なので0.01msから2.55msまでのパルスを生成できます。続いてPWMコンポーネントをダブルクリックして表示されるダイアログを設定します。

PWMコンポーネントの設定

PWM

PWMコンポーネントの設定

こんな感じにしてみました。

ポイントは Run Mode を “One Shot with Single Trigger” にするところでしょうか。デフォルトの “Continuous” のままでは間髪入れずにパルスが出続けてしまいます。ワンショット動作であれば、Trigger後に1つしかパルスが出ないので、トリガをソフトウェアから適切なタイミングで与えるようにします。
 

基板を作る

サーボを動かせそうな目処が立ったので、せっかくなので基板を起こしてみます。そのほうがたくさんのサーボを接続するのが楽です。

最近は無料でもそれなりの機能をもっていて、回路図から基板ガーバ作成までできるソフトウェアが増えてきました。CircuitMaker(オススメ)KiCAD(日本語文献が豊富)DesignsparkPCBなどが流行っているようです。更に、格安で基板を作れるサービスも増えてきました。スイッチサイエンスPCB(日本語で利用可)やSeeedStudioのFusionPCB(オプション豊富で安い)、ElecrowのPCB Prototyping service(基板だけでなくステンシルも安い)などが非常に安価に利用可能です。5cm角の両面基板なら10枚で10ドル程度から製造してくれます。ユニバーサル基板と変わらない値段ですね。

では、まずは好きなCADを使って回路図を引きます。PSoCはIOピンを非常に自由に割当可能なのでざっくり適当に引きます。

回路図

これを

ここから基板を引きます。モータ用電源はマイコンとは分離してアートワークするのがポイントです。

基板

こうして

こうしてできたデータを今回はElecrowで製造してみました。基板が9.5ドルと送料がOCSで13.23ドルでした。

こうじゃ

こうじゃ

部品をはんだ付けして完成です。

要求電流の見当がつかない上に、電流をたくさん流せるような電源コネクタを用意するのが面倒だったので、横着して圧着端子直付けにしてしまいました。良い子のエンジニアは真似しないでくださいね。これは後々サーボの評価とキャリブレーションに使う予定です。
 

ソースコード

PWMやControlRegはAPIを使って操作します。APIのリファレンスはデータシートを読んでいただくとして、叩く必要のあるAPIは以下で済みそうです。

void PWM_Start(void)

void PWM_WriteCompare(uint8/16 compare)

void ControlReg_Write (uint8 control)

これらを、タイミングよく操作するために一定間隔で割り込みを発生させます。プログラマブルロジックをなるべく消費したくないので、ARM系CPUが必ず持っているSystickと呼ばれるカウンタを使ってみます。設定は以下です。

CyIntSetSysVector(15,<割り込みルーチンへのポインタ>);

SysTick_Config( (<バスクロックの周波数>) / <割り込み周波数>);

これらを使ってサイン波のテーブルを順次読み出すようにしてみました(ソースはこちら)。

動作確認ができました。この基板はサーボをたくさん接続できるようにしたので、せっかくなので繋いでみます。Creator上でコンポーネントを並べます。コピペを多用します。

PWMコンポーネント1つあたり2本のPWMを出せます

PWMコンポーネント1つあたり2本のPWMを出せます

コードも同様にコピペで増やします(ソースはこちら)。

それぞれのサーボが独立して動いているのがおわかりいただけるでしょうか。ハードウェアタイマを使って16本のPWMを出力しています。他のマイコンではなかなかできない芸当ですよね。

この状態でもまだまだ半分以上のリソースが余っているので50本以上のPWMを出力することができそうです。サーボに限らず一般的なDCモータやブラシレスモータも楽に駆動できそうです。
 

たくさんのモータを回しています

という事で、絶賛開発中のタチコマには20を超えるモータが搭載されています。現在は様々なアクションを楽しんでいただけるよう調整を行っています。もちろん、機能はモータだけではないですよ。これからの発表を是非楽しみにしていてください。

ぼくタチコマ

ぼくタチコマ

※写真は開発中のものです。
 

Reference:

Cerevo Blog: 「攻殻機動隊」に登場するタチコマを現実世界に再現するプロジェクトを開始
Engadget Japanese: Cerevo、1/8スケールの『タチコマ』をニコニコ超会議で披露。クラウド経由で学習内容の並列化機能も搭載予定?

MKZ4〜失われた夏を取り戻せ!Wi-Fiモジュールはんだ付け編

組み立て
スマホで操作する改造ミニ四駆製作キット「MKZ4」がおかげさまで好調な売れ行きです。電気設計担当の押切です。みなさんありがとうございます。
DMM.make AKIBAでも毎月定期的にワークショップを開催していただいていますし、学校関係からの引き合いもいただいてます。協業している秋月電子さんの店頭に並んでいるのも、普段から店舗を利用している一個人として嬉しいものがあります。

そうして皆さんにMKZ4を使った改造にチャレンジしていただくなかで、Wi-Fiモジュール「ESP8266」のはんだ付けが他に比べて難しいという声も聞きます。
身近に指導してくださる方がいれば不可能なレベルではないかと思いますが(実際ワークショップでは小学生でもこなしているので)、そうでない場合は表面実装部品で18ピンあるので、他の挿入部品に比べ難易度は高いです。

そこで、いわゆる積み基板にならないように、動画ではんだ付け解説と最後の手段の実装済み小基板を使う方法を解説します。

1.正攻法でトライ!

まずは正攻法ではんだ付けから
Kindleストアで販売中の「徹底解説!MKZ4ガイドブック」にも手順については詳しく書いていますが、実際のはんだ付けの様子を動画で見て下さい。はんだ付けをする際に使う道具も重要です。
部品の入手先のリンクも参考に用意しました。

・糸はんだ
はんだ付けにあまり慣れていない方は鉛入りがあつかいやすいです。0.6mm程度の細めの物がおすすめです。
ただし特に鉛入りは直接煙を吸い込むのは有害なので換気にはより注意しましょう。
高性能ヤニ入りハンダ 0.65mm 100g
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-09529/

・ハンダコテ
ニクロム線タイプでなく、セラミックヒータタイプ、できればステーションタイプで温度調節可能なものが望ましいです。コテ先の温度を一定に保つことが付けやすさに直結します。

温調はんだこて PX-201(70W)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-02535/

・フラックス
基板の実装パッドに塗って使います。ハケタイプが使い勝手がよいです。
はんだ濡れが良くなり、難易度が下がります。

H-722 フラックス
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=6AH6-D6KT

・マスキングテープ
モジュールと基板を仮固定するのに使います。
正確な位置に固定することがはんだ付け成功の8割を決めます。
100均や雑貨店などでおこのみので構いません。

87033 マスキングテープ 6mm 
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=6ABP-67K5

少し横道に逸れますが、実務用に光学拡大顕微鏡の代わりにデジタルカメラとHDMI出力付きの拡大鏡を導入したので、その機器を使って動画を撮影しました。中国のAliexpressから、送料込みで約2万円で仕入れたものです。

顕微鏡
andonstar ADSM201
Aliexpressのlink
(記事執筆時のものなのでlink切れの場合もあります)

11/11からはさらに年に一度のセールで割引が行われるので気になる方はチェックしてみてください。

ただのデジタル拡大鏡だと対象物に寄らないとピントが合わないのですがこれはワーキングディスタンスが取れ、はんだゴテを入れてもピントが合いHDMIモニタを見ながら作業ができます。もっと細かい部品で威力を発揮するのでおすすめです。(HDMI出力時に静止画の撮影はできますが、動画撮影は本体LCD表示のみのようです)
これを使うことで、このはんだ付け動画もFullHDで簡単に撮ることができました。

2.小基板で何とかする

下の写真の状態まではできるけど、上の動画を見てもどうしてもWi-Fiモジュールのはんだ付けができる気がしない!
と言う方は秋月電子などで扱っている実装済みの小基板を使う手段もあります。
ESPなし基板

 

・秋月電子
Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02 DIP化キット
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-09758/
ESP-WROOM-02実装済みの子基板です。
基板単体だけも売っているので間違えないよう注意してください。
これを強引にワイヤーでMKZ4で接続すれば、見た目は悪いですが何とか動作させることができます。

・ワイヤー
耐熱電子ワイヤー 2m×7色 外径1.22mm(UL3265 AWG24)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06756/

UL1429-28 L-2×10 耐熱電子ワイヤー
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=65H6-53MP
2種類書いたのは太さが違うためです。AWGの番号が大きいほど細くなります。
電源GNDは太い方が性能として望ましいのでAWG24を使いますが、太いとコシが強く子基板の取り回しがよくないので信号線はAGW28を選択するという使い分けをします。また、耐熱タイプでないと被覆が熱でぼろぼろになるので耐熱タイプがおすすめです。

・ワイヤーストリッパー
精密ワイヤーストリッパー YS-2
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-06873/
ワイヤーをはんだ付けするために被覆を剥いて、中の芯線をむき出しにする必要があります。
本数が多いと大変ですし、力加減を間違うと芯線ごとカットしてしまうのでワイヤーストリッパーを1台持っておくとよいでしょう。刃先にAWGの番号が刻印されているのでワイヤーと対応させた穴にセットして使うとそれぞれの太さのワイヤーの皮膜だけを簡単に剥くことができます。

接続図

図のように13本の線を引き出して、小基板のスルーホールとMKZ4基板上の抵抗、コンデンサ、コネクタのパッドにはんだ付けします。3.3VとGNDは電源を安定化させるため太めの線が良いです。その他の信号線も本数が多いので色分けすると良いと思います。

はんだ

実際にはんだ付けしたところ

裏

裏面小基板化したことでWi-Fiの干渉に弱くなるので、写真のようになるべくモータから話た位置に小基板を設置します。

組み立て

ボディ

ボディをつけると尻尾のように出ますが、ご愛嬌です。
ご自身のレベルに合わせてトライして見て下さい!

スマホで操作する改造ミニ四駆製作キット「MKZ4」を使ってさらに魔改造する。

画像

MKZ4」のステアリングパーツの設計を担当した、しんじろです。

かつてミニ四駆(否レーサーミニ四駆)から始まり、タミヤ社さんのグラスホッパーやホットショット等でラジコンに親しんだ世代です。コロコロコミック主催のレースで好成績を収め、その勢いを持ってタミヤグランプリに出場、大人の容赦ない資金力に負けて涙を飲んだこともあったりしました……

さて、スマホでワイルドミニ四駆をスマホでコントロールできるように魔改造するキットMKZ4ですが、スマホでコントロールして遊んでいると元祖ラジコン世代としてはふとラジコンと比べてしまい思うことがあります。

……動き鈍くね??……もっと上を目指せるだろ??……

これはレスポンスを改善するしかないでしょ~、ってかIoTなんて知ったことか!やっぱプロポでコントロールしたい!ステアリングはホイールでアクセルはトリガーで(スティックでも可)コントロールしたいのじゃ~ってことで、ワイルドミニ四駆をMKZ4を使って通常ラジコン化の再魔改造をしたいと思います。
 
 

改造準備

まずは、以下のものを用意します。

2chプロポ(Receiver:受信機付属)

プロポと受信機

プロポと受信機


 

スピードコントローラー:Brushed ESC (超小型130モーター対応品

ESC

ESC


 

それから乾電池3本では心もとない(っというかそもそも電圧足りない)のでちょうど社内にあった、ドミネーター用7.2Vリポバッテリーを使わせてもらいました。

ドミネーターのLi-Poバッテリー

ドミネーターのLi-Poバッテリー

ご覧の方は手に入りにくいと思われます、ここで用意したESCの対応電圧は4.8V~8.4Vですから、その範囲でできるだけ小さい(ボディ内に収めたいので)ものを選んで調達してください、↓のようなホビーラジコン用なんかもなんとか乗っかるかもですね。

バッテリーはラジコン店などでも手に入りますが、Hobbykingというその世界では有名な海外通販等なんか安く手に入ります。

ラジコン用Li-poバッテリー

ラジコン用Li-poバッテリー


 

必要なのはこれだけですが、ESCはブラシモーター用を選んでください、ブラシレスモーター用は普通の130モーターでは使用できません、出力は10Aもあれば大丈夫でしょう。
Amazonでもこんなのが出てました。海外通販のリスクとってでも(又は到着までの時間がかなりかかっても)もっと安いのがいいようという人はaliexpress辺りを探してみると500円以下であったりします。ちなみに私はaliexpressで探しました、価格は400円程度でしたが、発注から到着まで3週間程度かかりました。
 
 

改造着手

では具体的に改造してみましょう。

ESCには小さいコネクターがついてたりしますので、そのまま使用するのも簡単でよいかと思います。

  1. メイン基板とはんだ付けされたモーターを外し、モーターの配線をESCのモーターラインとつなぐ。
    ※コネクターがついてる物に直接接続する時はコネクターをぶった斬り、コネクターを活かす場合はモーター側に同型のコネクター線をつなぎます
  2. 電池ボックスの配線をESCのバッテリーラインまたはバッテリー用コネクターとつなぎます。
  3. サーボのコネクターをレシーバーにCH1ソケット差し込む。
    MKZ4付属のSG90サーボはオレンジ色の線がシグナルになりますので、レシーバーの表記にしたがって差し込みます。
  4. ESCのコネクターをレシーバーのCH2に差し込む。
    ESCによって異なる場合もありますが、大体白い線がシグナルになるかと思います。
    受信機にコネクターをぶっこむ

    受信機にコネクターをぶっこむ

  5. 配線が完了したら動作テストをし、問題なければMKZ4で作成したスマホコントロール基板と電池ボックスを撤去し、両面テープやタイラップ等を使って配置する。
  6. ボディも各所バッテリーに干渉する場所や、ステアリングを切った状態でタイヤが干渉する場所はチェックして随時カット。
  7. さらにに付属の電池ボックスを改造して着脱を簡単に、そして金具を加工して電池の+、-接点にうまく接触するようにしました。

 

配置完了

配置完了

完成。

なんとか収まった

なんとか収まった


 

ハンドル動かしてみます、アナログなのでキレ角も自由自在ですし、レスポンスも抜群です。

 

ってなわけで走らせてみました。
ヒャッハー!!キレッキレだぜい。

 
 

今度はモーターを強力なのにしよっかな♪

あ~それとね・・・極秘裏にこんなの進行してます。。

Print

では~

スマートアラーム cloudiss を myThings の各種トリガーから鳴らす

cloudiss

はじめに

弊社ではcloudissという大音量の目覚ましアラームを製造・販売しております。目覚まし、というコンセプトでの製品ではありますが、発売後の社内からは「遠方にいる通知をなかなか見ない人などに、ポケベルのように鳴る機能がほしい」という声がちらほら聞こえました。実際、展示会等でアメリカにいる宣伝チームからの相談を、東京にいる開発チームに伝える場面で使えるといいねという話も聞いています。アメリカの昼は日本の夜なので、現地で問題がない限り東京の開発チームはできれば寝ていたいわけです。

上記以外にも、音量が大きめなので、気付いてほしいちょっとした通知に使えるかもしれません。昨年末のアドベントカレンダーに投稿した内容を利用し、簡易ではありますが、そのような場面にも使えるような仕組みを考えました。Yahoo! JAPANのmyThingsをトリガーとしてcloudissのブザーを鳴らします。

準備

用意するもの

  • cloudiss
  • Intel Edison
  • Yahoo! JAPANのアカウント (myThingsの利用のため)
  • IDCFクラウドのアカウント (myThingsトリガーの受け皿のため)

通信のおおまかな流れは下記の図を参照ください。トリガーが発生するとmyThingsサーバが反応し、IDCFクラウドの仮想マシンに通知します。仮想マシンはcloudissのそばにいるEdisonと接続しているので、トリガーに合わせたアクションを実施するようEdisonに知らせます。Edisonはその通知によってBLE通信を行い、cloudissを鳴らす、という仕組みです。

cloudissは基本的にあらかじめ鳴動時刻を設定して使うものですが、今回はトリガーを受けたらすぐに鳴ってほしいのでブザー音確認モードで代用します。

動作の流れを描いた図

IDCFクラウド

myThingsのトリガーの受け皿として、IDCFクラウドの仮想マシンを使用します。IDCフロンティアさんの用意している手順書に従って、仮想マシンを用意します。

Edison

IDCFクラウドの待ち受けとBLEの通信を、Node.jsを使って行います。cloudissはBLEのみの通信なので、インターネットに直接接続し通信することはできません。インターネットとBLEとの橋渡しとして、Edisonに待機してもらいます。

Edisonは各種Linuxディストリビューションがありますが、いずれもNode.jsはバージョンがかなり古いので、ndenvを使って新しいバージョンを利用できるようにします。ndenvの設定まではQiitaのこの記事を参照ください。

Edisonは”x86で動くLinux”にあたるので、Node.jsが配布しているビルド済みバイナリがなんとそのまま動きます。便利ですね。

Node.jsのコード部分はGitHubを参照ください。BLE対応でnobleが、IDCFクラウドとの通信でMeshbluがそれぞれ動いています。cloudissのサービス・キャラクタリスティックの詳細は、近日中に公開をできればと考えております。

myThingsのトリガー

myThingsに登録されているものならなんでもトリガーになります。この記事では、せっかくなので弊社の製品Hackeyを使います。Hackeyにささっているカギをひねると、cloudissのブザーが鳴ります。

動作

この場合は、Hackeyのカギをひねったあとおおよそ1分後にブザーが鳴ります。インターネット経由なので若干の遅れはありますが、実用の範囲内ではないでしょうか。

最後に

今回の例ではトリガーにHackeyを使用しましたが、myThingsはいろいろなWebサービスをトリガーにできます。connpassならイベントがあったら強くブザーを鳴らしてできるだけ早く参加枠を確保するとか、ヤフオク!なら特定のキーワードを含む商品の出品があったときとか、人に知らせて動く必要があるタイミングでの通知に使えそうです。

myThingsの15分に1回ルール

IDCFクラウドに限らず、myThingsのトリガーは指定した時間または15分おきの動作となります。時間指定を行った場合はその時間までに、未指定の場合は15分おきにトリガーとなる動作が起こったかどうかを確認し、起こっていれば対応したアクションを実施します。つまり、時間未指定の場合は、トリガーの発生したタイミングによってはアクションの実施まで15分弱の間隔が空くことになります。

myThingsのチャンネル一覧とトリガーを見るに、リアルタイムを要求されそうなものはそれほど多くないと感じました。位置情報トリガーは、移動中にひっかかった場合、というよりは自宅や職場などの(移動していない)落ち着いた場所で使うためのものと読めます。リアルタイムで急ぐよりも、そこそこの頻度で確実にとりこぼしなく実行するための設計、そしてこのちょっと便利になる仕組みでかえって急かされることのないようにYahoo! JAPANは考えているのだろうと思いました。