ジャーニーマンが教える転職活動の心得[18日目]


本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントTechBlog 2017」の第18日目です。

Cerevo アドベントTechBlog 2017
http://tech-blog.cerevo.com/archives/category/adventcalendar/2017/

こんにちは、今年で3度連続で寄稿することになりました、デザメカ担当のしんじろです。

恥ずかしながら(本当は微塵も恥ずかしいと思ってないw)転職回数が多く、登録していた転職サイトの経歴欄などは、標準仕様では足りず、いくつか足さなければならないほどあちこち所属した経歴があります。

かつてNBAを見ていた時(MジョーダンやKマローンが活躍していた時代です。)シーズンごとに移籍するような選手を“ジャーニーマン”と呼んでいたのを聞き、自らそう名乗ってみました。

ジャーニーマン(Journeyman)は、プロスポーツでいくつものチームを渡り歩く選手のことである。 直訳すると「旅人」という意味だが、「流しの職人」という意味で用いられる。 トレードされたり、解雇されてもすぐに別のチームで必要とされて契約に至るケースが多い。

ジャーニーマン – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3

本来自分は安定志向で保守的思考なので(しかしながら煩わしい習慣は嫌いだったりしますが……)転職活動なんてあまりしたくはないのですが、行った先との相性だったり、尊敬する上司が辞めちゃって相性の悪い上司になったり、居心地いいな~、できればずっとここで働きたいな~と思っていた外資系会社が撤退しちゃったりとか、巡り巡ってそうなってしまいました


某姫様的に云うと「……というより、根無し草ね、そういうふうに生まれついてしまったの」ってな感じでしょうか……。

さて、某家電大手の会社が倒産の危機になったりしてリストラの憂き目にあったりする昨今、雇われの人をやっている限りは誰もがやらざるを得ない可能性がある転職活動、新卒で入った会社から追い出されるような憂き目にあったりすると、かなりうろたえ、不安になったりするようです(自分はもう昔の話で、慣れっこになってしまったので、そんな気持ちにはなりませんw)

そこで、今回は経験に基づく転職活動の心得(独断と偏見)を記してみたいと思います。

“出だしのスピードが大事、そして内定取るまで止まらない。”

転職をするぞ!と決意したり、もしくはせざるを得ないという状況になった時、迷ったり落ち込んだりする暇を設けない方がよい方向に向かいやすいです。

不労所得もしくは十分な貯蓄があれば旅に出てリセットするというのもありかもしれませんが、それらがなければ猶予はありません、一刻も早く必要な書類を集めるなりのスタートを切りましょう。

そして可能な限り面接の日程を入れましょう、在籍中活動の場合(しかも秘密)は仕事の兼ね合いをつけるのはもちろんですが、怪しまれないように分散させるのも忘れずに。

某団長的に云うと『俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ…。』なんて感じでしょうか・・・

“不採用は決して貴方がダメな人間ということではない。”

転職活動をしていると、まぁ不採用の連絡(通称お祈りメール)をもらうことはざらですが、それは貴方を評価してダメということでなく、欲しい人材と合致してないだけだと思いましょう、人の評価は見方によって180°違うことなどよくある話です、自分もよく実感しました、顔が嫌いとかで評価することも世の中にはよくある話です、そんなことに落ち込むのは勿体無いです。

“面接は馴れ”

コミュニケーション能力に自信がない人は特に緊張して自分が出せない人もいらっしゃると思いますが、結局面接は慣れなので、意中じゃなくても受けまくって場数を増やし、面接の練習だと思うといいと思います、肩の力を抜いて自分がストレスない態度で受けて採用されたほうが後ほど働きやすい会社だったことが多いように感じます。

面接は楽しく盛り上がる話をすることが目標くらいのスタンスでのぞんだ方が仮に不採用になったとしても、せっかくお互い作った時間が無駄にならない気がします。

“成果物を持っていける人は持っていけ”

過去の経歴は書類やデータで見てはいるのでしょうが、現物を持っていける人(特に私の場合は工業デザインだったので、ポートフォリオの他に担当商品そのものを持っていったりしました)は持っていきましょう、そこで話が盛り上がれば儲けものです。

“普段から人との交流を密にしておきましょう。”

これは直接転職の話ではありませんが、普段から人との交流が盛んな人は失業の憂き目にあったりしても心配してくれるだけではなく、有効な情報をくれたり人を紹介してくれたりする可能性も少なくありません、ある程度自分の能力もアピールして知っておいてもらうこともいいともいます、

一般に人脈とかいうのでしょうけど、それだとちょっと金の切れ目が……、的な感じもするので、純粋に楽しい人間関係を構築しておくことが大事なことと思います。

そうそう、普段から部下に当たる人や、取引先の人たちとも見下したりせず気の合う人とは密にしておいたほうがいいと思います、思いがけないところから助けが来たりします。

逆にいうと、会社で上の方の立場だからと言って尊大な態度でいたりすると、危機に陥った時に棒でつつかれたり、ぷぎゃーされますw。立場が逆転して人生が詰んでしまう可能性だってあります。人の恨みは買うもんじゃないってことですねw

転職サイトとかにある記事と大差ないかもしれませんが、軽く記すとこんな感じです。

さて、自分は社会人になって20年以上、ジャーニーマンになり、Cerevoに辿り着き楽しく商品開発やってますが、それでも『いつ会社に弾かれても精神的にも金銭的にも動じない生き方ができるようになろう。』とずっと思っていました、そして少しずつそれに近づきつつあります、まだまだ完全じゃありませんが……。

転職回数が多いことは悪いことばかりじゃありません、いろんな会社があるのだと中から知ることもできるし、色んな人との出会いもあり、結構付き合いが続いたりもしてるので、ちょっと世界がひろがります。

一般に転職は30歳までとか、回数多い人はダメとか言いますが、自分だけじゃなく、今まで出会った人たちでも転職回数が多くても、定年まで10年切ってても、なんとかなっちゃった人は結構います。

なので、転職を考えている人たちは、めげずに頑張ってみてください。今は景気が良いみたいで人が足りないとか聞くからちょっとは楽になったのかな~

Bon Voyage!

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