バックパッカー的な海外旅行の持ち物


お久しぶりです。t2ubasaです。
以前トルクメニスタンに関するエントリを書いて以来です。
その節は多くの方にエントリを見ていただいたようで誠にありがとうございました。

僕の最近の仕事といえば『旅行用デバイスを開発すれば会社のお金で海外旅行に行けるのでは!?』と夢想することですが、
これが思ったよりも大変です。

何も思いつきません。

まずいですね。
このままではただの妄想にふけっている人になってしまいます。

やはりアイディアというものはオフィスに座っているだけでは出てこないようです。
こうなったら実際に旅行に行ってみるしかないでしょう。

そういったわけで最近は単に妄想を膨らませているだけでなく、旅行の予定を立てることにも余念がありません。全く忙しい限りです。

さて、行先をはじめ旅行に関する情報を得る手段は色々ありますが、他の旅行者さんのブログ等web上の情報も大事な情報源の一つです。
僕も日々参考にさせてもらっています。
しかしこれまでは情報を受け取る一方でこちらからは何も発信してこなかったなぁ、という事に思い至り、これからは自分でも海外旅行情報を発信していこうかなと思っています。

今回は準備編ということで、まずはどんなものを持って行っているかということを紹介したいと思います。

旅のスタイル

旅行と一口にいっても色んなタイプがあります。
気ままに安宿を渡り歩く旅行もあれば、ツアーに参加する旅行もあるかと思います。

たとえば、しっかりとしたホテルに宿泊したり、格式のあるレストランで食事をするのであればスーツや革靴など相応の装いが必要になるかもしれません。
そうなってくるとバックパックよりもスーツケースのほうが荷物を入れるのに向いています。
このように旅のスタイルによって持っていく荷物も全く変わってしまいます。

そこで、このエントリ(とその続編)ではいわゆるバックパッカー的な旅行を前提としてお話しすることにします。
バックパッカー的と言っても特に定義があるわけではないのですが、
大まかなイメージとしては

  • 旅行会社のツアー参加ではない、個人旅行である
  • スーツケースは使わず、バックパックに荷物を入れる。
  • “Cheaper is better”が合言葉
  • ドミトリー(相部屋)宿泊が基本
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といったところでしょうか。

持ち物

海外旅行に際し『何を持っていけばいいのだろう』と悩む人は少なからずいらっしゃるかと思います。
あれもいるかも、これもいるかもと、どんどん荷物が増えていきますが、往々にしてそのうちの大半は結局使わなかったりするものです。
僕も初めて一人旅をしたころには役に立たないものをたくさん持っていきました。

何度も旅行をしながら、以前使わなかったものを置いていき、一方で新しく出会った便利そうなグッズを新たに持っていくという、終わりのない最適化を繰り返しています。
下記では現時点ではこんなものを持って行っているよ、というのをご紹介します。

パスポートケース

僕が使っているパスポートケースはこちらのスライド式のもの。
ズボンと下着の間に隠すタイプです。パスポートのほかにも盗まれたくないものを入れておくのもよいでしょう。
こういった身に着けるタイプのパスポートケースは首下げや腹巻タイプなど数多くありますが、首から下げるものは外見からわかりやすく、腹巻タイプのものは取り出すのが一苦労なのが欠点です。
このタイプなら外見からも身に着けているのがわかりにくく、さっと取り出しやすいのでおすすめです。

パスポートケースにいれてるもの

  • パスポート
    多くの国ではパスポートの有効期限が半年以上残っていることを要求しています。出発前に有効期限を確認し、必要なら更新を行いましょう。
  • パスポートのコピー
    特に役に立ったことはないです。が、捨てる理由もないので入ったままになっています。
  • 予防接種記録
    アフリカ諸国と南米諸国では黄熱病の予防接種証明書の提出を入国の条件としているところがあります。そのため、渡航地がそういった国である場合には予防接種を事前に受け、その証明書を携行している必要があるのです。
    僕の場合、日本でA型肝炎、B型肝炎、破傷風etc の予防接種を受けた他にもトルコで黄熱病の予防接種を受けたので2つの接種記録をパスポートケースに入れっぱなしにしています。どこか他のところに入れておくと確実に紛失する気がしています。
    ちなみにこれが役に立ったことは一度もありません。
    黄熱病の予防接種記録の提出を条件にしている国にもいくつか行きましたが、提出を求められたことはなかったです。
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  • 予備のクレジットカード
    メインのクレジットカードはお財布に入れて置き、普段はそちらを使いますが、財布を無くしたり盗まれたりした時に備えて予備のクレジットカードをパスポートケースに入れておきます。

財布

財布はこちらのものを使用しています。
以前はもっとアウトドア丸出しのものを使用していたのですが、流石にもうちょっとオシャレなものを使おうかなと思い購入。
条件として①見た目がいい、②チェーンやベルトがつけられる、の2つを基準に選定しました。
②はスリ防止の観点からです。こちらの財布にはベルトは付属していないのでベルトは別途アマゾンで購入しました。

財布の中身

  • 現金
    渡航地にもよりますが、現地通貨はまず現地についてすぐに困らないように1万~2万円程度を空港で替えておきます。足りなくなったら後はクレジットカードでのキャッシングで現地通貨を調達しています。
    行きと帰り用に適当な額の日本円もいれておきます。
  • クレジットカード
    クレジットカードは複数枚持ち、できれば別々の場所に保管しておきましょう。
    ブランド的にはVISAとMaterは世界中どこでも使えて、American Express はアメリカ方面では強く、アジアではJCBもそこそこ、という感じでしょうか。
    僕はマイルを稼ぐことにもラウンジを利用することにもあまり熱心でないので、海外旅行保険さえついていればその他の旅行関連の特典は気にしてません。
  • その他諸々
    レシートとか切符の半券とか特に意味もなく入れたままになってたりします。

サブバッグ(街歩き用バッグ)

サブバッグにはこちらで紹介されているpacsafe のCS200(大きいほう)を使っています。
生地のなかにワイヤーメッシュが入っておりバッグがナイフ等で切られても中身が取り出せないようになっているのをはじめ、スリ防止、置き引き防止の機能が盛り込まれています。
見た目はシンプルな肩掛けのバッグなのでいかにも『観光客です』という雰囲気を出さずに済みます。
飛行機内に持ち込む荷物もこのバッグとなります。

サブバッグにいれてるもの

  • BOSE QuietComfort 35
    機内をどう快適に過ごすか、というのは海外旅行する人にとっては一つのテーマです。
    これもその一環で、BOSE に限りませんがノイズキャンセリング機能を持ったヘッドホン等は機内の独特な重低音を忘れ去るのに向いているように思います。
    飛行機内で使われている端子への変換器を使い機内上映の映画や音楽もこのヘッドホンをつけて聞いています。
    イヤホンなどに比べると大きい荷物ですし、盗まれると割とショックですが快適さを優先して持って行っています。
  • Kindle paperwihte
    主に飛行機内での暇つぶし用です。スマートフォンやタブレットでも電子書籍を読むことはできますがバッテリの持ちの観点から別途Kindle をもっていっています。
  • Fireタブレット
    情報端末は何個か持っていると役立ちます。FireタブレットはiPad 等と比べるとお安いので万一なくしたり盗まれたりしても惜しくないので旅行用に購入しました。
  • マスク
    飛行機内でつけて喉の乾燥を防止します。あとつけていると涎を垂らしても気付かれません。
  • サングラス
    普段は屋内に引きこもっているので使用しませんが、旅行中は太陽の下を歩かないといけないので装着します。
  • 文房具
    何かと便利です。
    飛行機内で入国カードを書く時にも役立ちます。
  • 常備薬
    頭痛薬や酔い止めなど必要に応じてもっていきましょう。

メインバッグ

メインのバッグとしては Karrimor flyer 50-75 を使っています。
どうも75Lまでのモデルはなくなってしまったようで、現在では65Lまでのモデルになるようです。
特にこだわりがあるわけではないのですが、
①フロントアクセスを採用しているためそうでないものに比べてパッキングが楽
②最大75Lと荷物が沢山はいる。
等の点が気に入っています。

通常の観光旅行であれば50Lあればまず十分かと思いますが、
現地でキャンプや登山をする予定があると荷物が増えるので上限75Lはとても心強いです。
元々登山用だからか丈夫にできており壊れる気配もないので、しばらくはこれを使っていきそうです。

メインバッグに入れるもの

電子機器関係

  • 無印良品の変換プラグアダプター
    これ1セットでほぼ全ての国のプラグに対応できる優れものです。
    デザインもよいので非常に気に入っています。
  • 電源タップ
    ドミトリーに宿泊していると充電したいのに電源口が足りないということがあります。
    また、電源口の位置が微妙で自分のベットから使いにくいということも。
    そういう時のために普段家庭でつかっている電源タップを持っていきます。ケーブルの長さは1mもあれば十分かと思います。
  • 各種ACアダプターとケーブル類
    スマホをはじめとする電子機器の充電用に適当な数入れておきます。
  • 電動髭剃り
    普段家で使っているものをそのまま持っていきます。
    旅行用に小さめのものを用意したりはしていません。
    僕はアトピーを患っているため、普段と違うものをつかって皮膚にダメージを与えてしまうより、少し大きくともいつもと同じものを使い、旅行中に症状が悪化しないようにという判断です。

服関係

服や下着などは旅行日数と旅行先の気候に合わせて適当にもっていくという感じです。
この点については特にこだわりはないです。毎回適当に決めています。
ただ、荷物で一番大きな容積を占めるのがこの服関係になるので、あまり多めには持って行かず『足りないかな?』と思うぐらいにしています。
もし不足があったら現地で買えばそれでOKです。

その他

  • 洗面具入れ&シャンプーとか
    無印良品の洗面具入れにシャンプー、ボディーソープ、化粧水等々を入れています。
    これらもアトピーが現地で悪化しないように、普段使っているものを小分けの容器(これとか)に入れて持って行ってます。
  • 歯磨き用セット
  • 速乾性のタオル
    ミズノのものを使っていますが、最近手ぬぐいのほうがいいのではないか?と思い始めています。
    ここはもっと良いのないかなーと探しているところです。
  • Pacsafe のバックパック用プロテクター
    観光する際には大きなメインバッグは宿において身軽に歩きたいものですが、ドミトリーに宿泊していると他人が自由に入ることができる部屋にバッグを置いておくことになります。そうなると盗難が心配ですが、このプロテクターでバッグ全体を覆ってしまえば安心です。最終的に南京錠やダイヤル式錠でのロックになるので実際の堅牢さはともかく、泥棒に心理的に与える影響は大きいでしょう。
  • バックパックカバー
    正確にはメインバッグに”いれてる”ものではなく、メインバッグに”かぶせる”ものです。
    本来は雨でバッグが濡れないようにすることが目的ですが、メインバッグを空港で預ける際にバッグから垂れるベルト部分が嫌われることがあるので、カバーをかけてカバーの中にできるだけベルトを収納しておくのに役立ちます。
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  • ロープ
    登山用のものを使っています。
    荷物を自転車に括り付けたり、洗濯干しにつかったりと何かと役に立ちます。
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    ↑の写真には洗濯バサミやハンガーが写っていますが、自分で洗濯する必要があるほど長期の旅行を最近しないので、これらを持っていく機会はあまりないです。
  • フォーク&スプーン
    現地のスーパーなどで食料を買っても箸もフォークもない、ということがあります。
    最悪手で食べればよいのですが、アウトドアショップなどでよく見かけるフォークとスプーンが一体になったものを持っていると便利です。
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当日身に着けているもの

  • 財布
  • スマートフォン
    スマートフォンは普段自分が使っているものをポケットに入れていきます。ちなみに現時点ではiPhone 6 plus です。
    盗まれたりするとダメージ大きいですがやはり普段から使っているものが便利なのでここは快適さ優先です。もし盗まれても情報端末が全くないという状態にならないように予備として Fireタブレットを配備してあります。

  • 僕の場合、トレッキングなどを現地で行うこともあるのでそれ用にも使える靴として、
    アディダスのテレックス FAST R MID Gore-Tex を使っています。
    この靴の一番気に入っているところは自分の足によく合っており、長時間歩いても辛くならないところです。
    一応トレッキング用ではありますが、登山する際にもこの靴を使っています。
    たくさん歩いてもストレスがなく、しかも街歩きから登山までカバーできる便利な靴として非常に気に入っています。

終わりに

さて、持ち物はこんなところでしょうか。
本当は持って行っているけど書き忘れているというものがあるかもしれませんが、それは後々追記させていただきます。
しかし、絶対必要というものはパスポート、現金やカードぐらいで、大体のものは現地で買えます。なのでそんなに心配しなくても大丈夫です。
ヨーロッパやアメリカへの旅行ぐらいなら、東京から京都に行くのとそれほど変わりありません。
海外旅行だからといって気負うことなく気楽にいきましょう。

次回予告

次回のエントリの内容は全く決まっていません。
気長にお待ちいただければ幸いです。

ではまた。
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