文系新卒でもIoTに入門できるのか?! 改造ミニ四駆製作キット「MKZ4」に挑戦

こんにちは。中村です。

私はCerevoの中でも数少ない新卒のうちの、さらに希少種である文系出身です。「IoT」というバズワードが発する芳ばしい香りに誘われて2016年4月から事務系職として働いています。

さて、文系出身者である私は「IoT」のInternetもThingsもこれまで対して勉強したことがありません。しかし徐々に社外の方と交流する機会も増え、IoTについて質問をされることがよくあります。最初はそれっぽい適当な返答でごまかしたり、抽象度を引き上げて煙に巻いたりと、のらりくらりかわし続けてきたのですが、それにも限界があると感じ、いよいよ本格的にIoTについて勉強しなければならないと思い始めました。

しかしながら、世に出回っている「IoTがわかる!」系の本を何冊か手に取ってみたものの読んでもよくわかりません。人工知能とか自動運転とかが書いてあっても、それをどう実現するのかは書いてありません。

「これは困ったぞ……理系でなければIoTを扱うことはできないのではないか……」と思っていたそんな折、なんと弊社からIoTが学べる学習キットが発売されました。

今回のエントリでは、私が実際にこのIoT学習キットである『MKZ4』の組み立て行い、その体験を通じてIoTって実際に何をするものなのかをお伝えできればと考えています。

まだIoTとはなんじゃらほいという方も、是非このブログを参考に、『MKZ4』にトライしてみてください。

それでは早速行ってみましょう!

準備編

s-P_20161216_154057

  • MKZ4
  • MKZ4WK
  • ワイルドミニ四駆
  • MKZ4ガイドブック(Kindle版)

準備するものはこの四つです。

今ならなんと「MKZ4」「MKZ4WK」「ワイルドミニ四駆」をセットにしてギフトラッピングに対応した数量限定スペシャルモデルがCerevo official storeで販売されています。

また、MKZ4ガイドブックは腕に自信がある方はなくても構いませんが、電子工作が初心者という方は無いと厳しいです。付属のマニュアルだけでは落とし穴があります。Kindle Unlimitedでも読むことが可能ですので、ぜひ用意して臨むことをお勧めします。

電気編

準備が整ったらいよいよ開始しましょう。

s-P_20161216_154648

MKZ4を開封するとこんな感じです。

s-P_20161216_154812

こんなに小さなパーツもあるのでなくさないように注意しましょう(※これは振りです)。

s-P_20161216_154944

まずは電子部品から基板の上に載せていきます。ちなみに「基盤」ではなく「基板」です。これは入社してから何度も注意されますので、覚えておくとCerevoに入社しても困りません。

s-P_20161216_155211

はじめの一歩は抵抗です。3種類あります。パーツの色をよく見て間違えないように乗せていきます。s-P_20161216_155333

根元からガッツリ曲げないとこんな感じで浮きます。浮いても大丈夫ですが不格好なのでなるべく基板にぺったりくっつくようにします。

s-P_20161216_155444

こんな感じ。

s-P_20161216_155451

裏側です。

さて、ここまでできましたら、いよいよ半田付けを行っていきます。半田付けを行ったのは、中学3年生の時に手回しラジオキットを授業で作成たのが最初ですが、Cerevoに来てちょくちょく触らせてもらっていたためちょっと自信があります。

s-P_20161216_155635

機材はこちら。製品の基板は顕微鏡ないと厳しいですが、今回はなくて問題ありません。

s-P_20161216_155910

こんな感じでランドを熱し、左サイドから半田を付けます。

s-P_20161216_160029

1個付きました。

s-P_20161216_160131

反対側も半田付けします。

s-P_20161216_160449

基板を覗いてみて、穴が開いていなければしっかり半田が盛られています。穴が開いていると取れやすく、不具合の原因になるのでたっぷり盛っておきましょう。

s-P_20161216_160527

余った線はニッパーで切り取ります。

s-P_20161216_160146

最初の1つが乗りました!

s-P_20161216_161521

次々に抵抗を乗せていきます。

s-P_20161216_161817

セラミックコンデンサも乗せていきます。

s-P_20161216_161851

裏側です。半田付けするところがたくさんありますが、まだ序の口です。

s-P_20161216_162209

サイドから見て半田の盛り方がおかしいと感じたらその都度直します。

s-P_20161216_162556

お次にピンヘッダ。

s-P_20161216_162635

手で割ります。

s-P_20161216_162724

基板に置いて、

s-P_20161216_163142

マスキングテープで固定します。

s-P_20161216_163337

こうしておくことで裏返してもぐらつきません。

s-P_20161216_163709

半田付けし、おかしそうな箇所は修正します。

s-P_20161216_164001

ついでにL字ピンヘッダもつけてしまいました。

s-P_20161216_164124

LEDライトと電解コンデンサー。これらは取り付けの向きが決まっているので注意が必要です。

s-P_20161216_165315

さて、最初の難関のチップ抵抗まで来ました。すこぶる小さいです。鼻息で飛んでいくので扱いに注意が必要です。

s-P_20161216_165553

もはやフィルムをはがすところから苦戦。

やっと剥せたところで撮影するための席から半田席へもどろうとしたところ……

s-P_20161216_165731

落としました……。

あれだけ気をつけたのに、ピンセットで持ち運びをした結果がこれです。完全に迷彩になっています……。(ちなみに右上の白い点がそれで、探すのにとても苦労しました)
みなさんも本当に気をつけてください。

s-P_20161216_165842

気を取り直していきます。基板のランドの片側に「予備半田」とよばれる半田をあらかじめおいておきます。

s-P_20161216_170029

ピンセットで位置を合わせ、半田を溶かして乗せます。

s-P_20161216_170143

右側にも半田を置いて完成です。右側は上から半田を置いただけなので、若干不安です。しかしここは後々エラーが出たらその時に考えることにして先に進みます。

s-P_20161216_170326

電気編のクライマックスが早くも登場です。

s-P_20161216_171815

動かないよう台座に固定して、フラックスという秘密兵器を使います。これを塗ると半田付けが非常にしやすくなります。

s-P_20161216_172409

まず、最端の一個内側の4ヶ所を半田付けし、ESP8266を基板に固定します。端のピンはGNDにつながっているので半田付けに時間がかかり難易度が上がります。そのために内側のピンから半田付けを行います。

s-P_20161216_173444

非常に苦労しましたが、押切先生のご指導の下、すべてのピンの半田付けが完了しました。このESP8266の半田付けの解説はこちらの記事を参照してください。動画付きで非常にわかりやすく解説されています。

s-P_20161216_174124

山を越えたので後は一直線です。残りのコンデンサーをおいていきます。一つは後でモーターにつけるのでこの時点で余っていても問題ありません。

s-P_20161216_174911

モータードライバモジュールもつけ、終わりが近づいてきました。

s-P_20161216_175128

ワイルドミニ四駆の方からモーターを取り出し、余っているコンデンサーを付けます。

s-P_20161216_175439

この時忘れないようにピニオンギアをつけましょう。後から付けようとすると基板ごと動かす必要があり面倒です。

s-P_20161216_175507

電池ボックスを用意し、赤と黒の線をモーター接続用に切り離します。60mmです! ここで私は適当に半分くらいに切ったために後で電池ボックスの収納に苦労しました……。

s-P_20161216_175825

モーター。

s-P_20161216_175903

基板取り付けのため導線の被覆を向きます。オフィスにはそれ用のこんな便利なペンチがあります。

s-P_20161216_175918

つるん。

s-P_20161216_180551

途中、ブリッジしてしまったところの半田を吸い取ります。

s-P_20161216_181734

取り付けが完了しました。

これでMKZ4基板は完成です!

MKZ4WKを準備する

さて、お次はMKZ4WKです。
MKZ4WKとは、MKZ4にプログラムを書き込むのに必要なものです。

s-P_20161216_182017

これを、

s-P_20161216_182826

こうして、

s-P_20161216_185553

完成です!(特に難しい点はないので三分クッキングスタイルで行きます)

PCと接続して青いLEDが光ればOKです。

MKZ4基板にプログラムを書き込む

次からはMKZ4にMKZ4WKを通してプログラムを書き込んでいきます。

s-P_20161216_190126

MKZ4のジャンパーがD側になっていることを確認してMKZ4WKをMKZ4に接続します。

s-P_20161216_190115

MKZ4WKの接続する向きに注意しましょう。

ソフトウェア編

ソフト側の準備として、Arduinoのインストールが必要です。ここからダウンロードしておきましょう。以降ではインストールが済んでいることを前提に進みます。

arduino01

まず環境設定から、

arduino02

ボードマネージャーのURLを追加します。

arduino03

ボードマネージャーから、

arduino04

esp8266 by ESP8266 Communityのバージョン2.2.0をインストールします。

次にMKZ4のスケッチ(ソースコード)をここからダウンロードし展開しておきます。

arduino05

展開したファイルをダブルクリック。

arduino06

ボードマネージャーから該当のものを選択。

arduino07

コンパイルし、

arduino09

完了したらOKです。

arduino10

シリアルポートが表示されていればそれを選択します。

arduino11

マイコンボード(MKZ4)に書き込みます。

arduino12

書き込みが完了しました!

s-P_20161216_190531

ジャンパーをB側に移して、電池ボックスの電源をONし、赤色LEDが点灯すれば書き込みが無事できています。

ここまでで電気とソフトウェアは終了です。

メカ編

さて次に、ワイルドミニ四駆の組み立てに移ります。

s-P_20161216_193656

右上がMKZ4付属の特製パーツで、他はワイルドミニ四駆となります。

s-P_20161216_194628

前輪のパーツを切っていきます。

s-P_20161216_194733

二か所に切り込みを入れると、あとは力技で割れます。

s-P_20161216_194940

本体シャーシも前輪部分を切っていきます。

s-P_20161216_195332

ザクザク切ります。

s-P_20161216_195825

前輪部分がカットできればOKです。手が疲れるので適宜休憩しながら行いましょう。

s-P_20161216_200124

ギアをはめます。前輪部分は一つ使いません。

s-P_20161216_200607

カバーをパチリ。

s-P_20161216_200854

シャーシに穴をあける準備として、シールを張ります。

s-P_20161216_201752

穴をあけるには3mmのピンバイスが必要ですが、あいにく壊れたドライバーしかオフィスにありませんでした。良いのです。ドライバーが必要なのではなく穴が必要なのですから。

s-P_20161216_202303

こんな感じで二か所に穴をあければシャーシ側はOKです。

s-P_20161216_202650

ホイールの加工をします。ギア部分をカット。

s-P_20161216_203117

ドリルで六角の穴を丸くします。前輪について二つのホイールを加工します。ここで前輪に該当するホイールを誤ってしまうと完成しません。穴をあける前によく確認してください。なお、私はギアがついているホイールを両方とも前輪と勘違いしたため、とんでもないことになりました(後述)。

s-P_20161216_203635

タイヤを装着。

s-P_20161216_204110

黒いパーツを埋め込みます。

s-P_20161216_204434

この辺りは説明書通りなのでサクサク進みます。(※実はここで映っているタイヤは本来前輪ではありません。その事実にこの時点で私はまだ気づいていません……)

s-P_20161216_204545

今回のキモのサーボです。サーボホーンの先端を合わせます。

s-P_20161216_205013

ネジを留めていきますが、複数あるので注意が必要です。

s-P_20161216_204833

まずはサーボ本体を取り付けます。

s-P_20161216_210131

このように、先にサーボホーンに穴をあけましょう。

s-P_20161216_210727

s-P_20161216_210938

どんどんねじ留め。

s-P_20161216_211144

前輪部分を本体シャーシに合体します。

s-P_20161216_212059

前輪を取り付け……と行きたいところですがここで問題発生です。

なんと、前輪と後輪の組み合わせを間違えていました。

s-P_20161216_212113

正しくはこちらです。

左後輪はギアがないとモーターの動力を受けることができません。わたしはこのギアがあるタイヤを前輪と勘違いしていたため、誤ってホイールの穴をドリル丸くしてしまいました。押切先生に懇願してタイヤを譲ってもらったのですが、交換用がない場合は新しいワイルドミニ四駆を準備する必要があります。大出費になってしまうので、くれぐれもドリルで穴をあける前にはどれが前輪でどれが後輪か注意して行ってください。

s-P_20161216_213119

タイヤを取り付けます。

s-P_20161216_213536

モーターをパチリ。

s-P_20161216_213932

MKZ4基板を両面テープでくっつけます。

s-P_20161216_213937

上から見た図。

s-P_20161216_215519

電池ボックスも本体シャーシに両面テープで固定します。私は導線を測らずに切ってしまったため短くなりすぎ、中央に固定することができませんでした。中央に固定しないと重心が左右に偏ってしまいますので、導線はきちんと測って切りましょう。

s-P_20161216_214626

s-P_20161216_214705

s-P_20161216_215019

後輪も組み立て、取り付けます。

s-P_20161216_215947

上側を留め具で留めます。

s-P_20161216_220129

最後に後輪の軸の保護パーツを取り付けます。

メカはこれで完了です。

個人的に鬼門だったのはサーボホーンの穴あけです。ネジがうまく回らずに時間がかかりました。タッピングネジには先が尖っているものと丸いものがありますが、尖っているものを用いることで穴を拡大しながらネジ締めを行うことができます。サーボホーンの穴あけには先が尖っているものを用いましょう。

動作確認編

電気とメカが完成しました!

いよいよお待ちかねの動作確認です。テスタでの測定もかっ飛ばして先に進めることだけに注力していたので、内心ビクビクです。

s-P_20161216_220141

電池ボックスに単四電池を三本入れ、電源をONにします。すると中の基板の赤LEDが点灯します。

mkz401

スマートフォンのWi-Fiから、「MKZ4」を選びます。パスワードを入力する必要はありません。

接続が完了したら192.168.4.1にブラウザからアクセスします。

Screenshot_2016-12-16-22-02-56

接続が確立すると、「CONNECTED」と表示されます。うまくいっているようです。

Screenshot_2016-12-16-22-05-04

フリックで操作します。

s-P_20161216_220455

おお! サーボが反応して前輪を左に傾けています!

s-P_20161216_220518

勢い余って段ボールに激突してしまいました。

かなり急ぎ足で組み立てたため、まっすぐ走らせようとしても左に曲がっていきます。逆に右に曲がりません。これはサーボの中心位置がずれているため起こっていそうです。修正が必要なところですが、ひとまず動いたことに満足して、今回はここまでにしたいと思います。

終わりに

いかがだったでしょうか。

初めての『MKZ4』組み立てでしたが、私は4, 5時間はかかったと思います。これは日ごろ半田付けを訓練していたので、チップ抵抗やESP8266も問題なく、また基板の半田付けでエラーが生じずにストレートに動作確認までこぎつけられたからでしょう(ある意味エラーがなかったため起伏の乏しい記事になってしまったことは反省です)。半田付けも初めてという方は、この2倍程度の時間を想定されると良いかもしれません。

丸1日、日ごろの雑事を忘れて童心に帰るというのは楽しいですよ!

是非みなさんもトライしてみてください。

MKZ4〜失われた夏を取り戻せ!Wi-Fiモジュールはんだ付け編

組み立て
スマホで操作する改造ミニ四駆製作キット「MKZ4」がおかげさまで好調な売れ行きです。電気設計担当の押切です。みなさんありがとうございます。
DMM.make AKIBAでも毎月定期的にワークショップを開催していただいていますし、学校関係からの引き合いもいただいてます。協業している秋月電子さんの店頭に並んでいるのも、普段から店舗を利用している一個人として嬉しいものがあります。

そうして皆さんにMKZ4を使った改造にチャレンジしていただくなかで、Wi-Fiモジュール「ESP8266」のはんだ付けが他に比べて難しいという声も聞きます。
身近に指導してくださる方がいれば不可能なレベルではないかと思いますが(実際ワークショップでは小学生でもこなしているので)、そうでない場合は表面実装部品で18ピンあるので、他の挿入部品に比べ難易度は高いです。

そこで、いわゆる積み基板にならないように、動画ではんだ付け解説と最後の手段の実装済み小基板を使う方法を解説します。

1.正攻法でトライ!

まずは正攻法ではんだ付けから
Kindleストアで販売中の「徹底解説!MKZ4ガイドブック」にも手順については詳しく書いていますが、実際のはんだ付けの様子を動画で見て下さい。はんだ付けをする際に使う道具も重要です。
部品の入手先のリンクも参考に用意しました。

・糸はんだ
はんだ付けにあまり慣れていない方は鉛入りがあつかいやすいです。0.6mm程度の細めの物がおすすめです。
ただし特に鉛入りは直接煙を吸い込むのは有害なので換気にはより注意しましょう。
高性能ヤニ入りハンダ 0.65mm 100g
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-09529/

・ハンダコテ
ニクロム線タイプでなく、セラミックヒータタイプ、できればステーションタイプで温度調節可能なものが望ましいです。コテ先の温度を一定に保つことが付けやすさに直結します。

温調はんだこて PX-201(70W)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-02535/

・フラックス
基板の実装パッドに塗って使います。ハケタイプが使い勝手がよいです。
はんだ濡れが良くなり、難易度が下がります。

H-722 フラックス
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=6AH6-D6KT

・マスキングテープ
モジュールと基板を仮固定するのに使います。
正確な位置に固定することがはんだ付け成功の8割を決めます。
100均や雑貨店などでおこのみので構いません。

87033 マスキングテープ 6mm 
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=6ABP-67K5

少し横道に逸れますが、実務用に光学拡大顕微鏡の代わりにデジタルカメラとHDMI出力付きの拡大鏡を導入したので、その機器を使って動画を撮影しました。中国のAliexpressから、送料込みで約2万円で仕入れたものです。

顕微鏡
andonstar ADSM201
Aliexpressのlink
(記事執筆時のものなのでlink切れの場合もあります)

11/11からはさらに年に一度のセールで割引が行われるので気になる方はチェックしてみてください。

ただのデジタル拡大鏡だと対象物に寄らないとピントが合わないのですがこれはワーキングディスタンスが取れ、はんだゴテを入れてもピントが合いHDMIモニタを見ながら作業ができます。もっと細かい部品で威力を発揮するのでおすすめです。(HDMI出力時に静止画の撮影はできますが、動画撮影は本体LCD表示のみのようです)
これを使うことで、このはんだ付け動画もFullHDで簡単に撮ることができました。

2.小基板で何とかする

下の写真の状態まではできるけど、上の動画を見てもどうしてもWi-Fiモジュールのはんだ付けができる気がしない!
と言う方は秋月電子などで扱っている実装済みの小基板を使う手段もあります。
ESPなし基板

 

・秋月電子
Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02 DIP化キット
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-09758/
ESP-WROOM-02実装済みの子基板です。
基板単体だけも売っているので間違えないよう注意してください。
これを強引にワイヤーでMKZ4で接続すれば、見た目は悪いですが何とか動作させることができます。

・ワイヤー
耐熱電子ワイヤー 2m×7色 外径1.22mm(UL3265 AWG24)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-06756/

UL1429-28 L-2×10 耐熱電子ワイヤー
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=65H6-53MP
2種類書いたのは太さが違うためです。AWGの番号が大きいほど細くなります。
電源GNDは太い方が性能として望ましいのでAWG24を使いますが、太いとコシが強く子基板の取り回しがよくないので信号線はAGW28を選択するという使い分けをします。また、耐熱タイプでないと被覆が熱でぼろぼろになるので耐熱タイプがおすすめです。

・ワイヤーストリッパー
精密ワイヤーストリッパー YS-2
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-06873/
ワイヤーをはんだ付けするために被覆を剥いて、中の芯線をむき出しにする必要があります。
本数が多いと大変ですし、力加減を間違うと芯線ごとカットしてしまうのでワイヤーストリッパーを1台持っておくとよいでしょう。刃先にAWGの番号が刻印されているのでワイヤーと対応させた穴にセットして使うとそれぞれの太さのワイヤーの皮膜だけを簡単に剥くことができます。

接続図

図のように13本の線を引き出して、小基板のスルーホールとMKZ4基板上の抵抗、コンデンサ、コネクタのパッドにはんだ付けします。3.3VとGNDは電源を安定化させるため太めの線が良いです。その他の信号線も本数が多いので色分けすると良いと思います。

はんだ

実際にはんだ付けしたところ

裏

裏面小基板化したことでWi-Fiの干渉に弱くなるので、写真のようになるべくモータから話た位置に小基板を設置します。

組み立て

ボディ

ボディをつけると尻尾のように出ますが、ご愛嬌です。
ご自身のレベルに合わせてトライして見て下さい!

スマホで操作する改造ミニ四駆製作キット「MKZ4」を使ってさらに魔改造する。

画像

MKZ4」のステアリングパーツの設計を担当した、しんじろです。

かつてミニ四駆(否レーサーミニ四駆)から始まり、タミヤ社さんのグラスホッパーやホットショット等でラジコンに親しんだ世代です。コロコロコミック主催のレースで好成績を収め、その勢いを持ってタミヤグランプリに出場、大人の容赦ない資金力に負けて涙を飲んだこともあったりしました……

さて、スマホでワイルドミニ四駆をスマホでコントロールできるように魔改造するキットMKZ4ですが、スマホでコントロールして遊んでいると元祖ラジコン世代としてはふとラジコンと比べてしまい思うことがあります。

……動き鈍くね??……もっと上を目指せるだろ??……

これはレスポンスを改善するしかないでしょ~、ってかIoTなんて知ったことか!やっぱプロポでコントロールしたい!ステアリングはホイールでアクセルはトリガーで(スティックでも可)コントロールしたいのじゃ~ってことで、ワイルドミニ四駆をMKZ4を使って通常ラジコン化の再魔改造をしたいと思います。
 
 

改造準備

まずは、以下のものを用意します。

2chプロポ(Receiver:受信機付属)

プロポと受信機

プロポと受信機


 

スピードコントローラー:Brushed ESC (超小型130モーター対応品

ESC

ESC


 

それから乾電池3本では心もとない(っというかそもそも電圧足りない)のでちょうど社内にあった、ドミネーター用7.2Vリポバッテリーを使わせてもらいました。

ドミネーターのLi-Poバッテリー

ドミネーターのLi-Poバッテリー

ご覧の方は手に入りにくいと思われます、ここで用意したESCの対応電圧は4.8V~8.4Vですから、その範囲でできるだけ小さい(ボディ内に収めたいので)ものを選んで調達してください、↓のようなホビーラジコン用なんかもなんとか乗っかるかもですね。

バッテリーはラジコン店などでも手に入りますが、Hobbykingというその世界では有名な海外通販等なんか安く手に入ります。

ラジコン用Li-poバッテリー

ラジコン用Li-poバッテリー


 

必要なのはこれだけですが、ESCはブラシモーター用を選んでください、ブラシレスモーター用は普通の130モーターでは使用できません、出力は10Aもあれば大丈夫でしょう。
Amazonでもこんなのが出てました。海外通販のリスクとってでも(又は到着までの時間がかなりかかっても)もっと安いのがいいようという人はaliexpress辺りを探してみると500円以下であったりします。ちなみに私はaliexpressで探しました、価格は400円程度でしたが、発注から到着まで3週間程度かかりました。
 
 

改造着手

では具体的に改造してみましょう。

ESCには小さいコネクターがついてたりしますので、そのまま使用するのも簡単でよいかと思います。

  1. メイン基板とはんだ付けされたモーターを外し、モーターの配線をESCのモーターラインとつなぐ。
    ※コネクターがついてる物に直接接続する時はコネクターをぶった斬り、コネクターを活かす場合はモーター側に同型のコネクター線をつなぎます
  2. 電池ボックスの配線をESCのバッテリーラインまたはバッテリー用コネクターとつなぎます。
  3. サーボのコネクターをレシーバーにCH1ソケット差し込む。
    MKZ4付属のSG90サーボはオレンジ色の線がシグナルになりますので、レシーバーの表記にしたがって差し込みます。
  4. ESCのコネクターをレシーバーのCH2に差し込む。
    ESCによって異なる場合もありますが、大体白い線がシグナルになるかと思います。
    受信機にコネクターをぶっこむ

    受信機にコネクターをぶっこむ

  5. 配線が完了したら動作テストをし、問題なければMKZ4で作成したスマホコントロール基板と電池ボックスを撤去し、両面テープやタイラップ等を使って配置する。
  6. ボディも各所バッテリーに干渉する場所や、ステアリングを切った状態でタイヤが干渉する場所はチェックして随時カット。
  7. さらにに付属の電池ボックスを改造して着脱を簡単に、そして金具を加工して電池の+、-接点にうまく接触するようにしました。

 

配置完了

配置完了

完成。

なんとか収まった

なんとか収まった


 

ハンドル動かしてみます、アナログなのでキレ角も自由自在ですし、レスポンスも抜群です。

 

ってなわけで走らせてみました。
ヒャッハー!!キレッキレだぜい。

 
 

今度はモーターを強力なのにしよっかな♪

あ~それとね・・・極秘裏にこんなの進行してます。。

Print

では~