ビデオ通話でヘッドセットが有効な理由【Online Meeting Setエンジニアレビュー】


こんにちは。Cerevoの電気エンジニア・早川です。
今回は、Cerevo Selection Storeで販売しているOnline Meeting Setのうち、Special、Standard、Entryに含まれておりますヘッドセット、MPOW HC6についてのレビューです。

目次

  1. ビデオ通話と音声品質
  2. エコーの測定比較
  3. ビデオ通話ではヘッドセットが有効

1. ビデオ通話と音声品質

在宅勤務というスタイルが定着しつつある昨今、ビデオ通話の重要性が高まっています。大人数での会議の場合、誰かの声が聞こえない等のトラブルは定番ですが、自分の声が誰かのマイクを通してエコーとして戻ってくるというようなことをよく経験されるでしょう。複数の参加者のもとで起こるとハウリングにつながり、会議の進行を妨げてしまいます。これはスピーカー、特にPC内蔵のものを使う場合に避けられない問題です。

スピーカーを通した会話とエコー

なぜビデオ通話システムでエコーが発生するのでしょうか。それはマイクが発話者の声だけでなく、スピーカーから出る音も拾ってしまうためです。

現在普及しているビデオ通話システムは大変高度な信号処理を行っており、エコー成分のみを除去する仕組みが備わっています。設定欄をみると、エコーキャンセラーに関する設定があるでしょう。その効果により、多くの場合にはスピーカーを使用しても問題なく通話できるのですが、完全に除去できるわけではありません。条件によってはエコーが除去しきれず、聞こえてしまうことがしばしばあります。

エコー問題への特効薬、ヘッドセット

エコーの原因はスピーカーからマイクへ直接音声が飛び込むことによるものですので、ヘッドセットを使うとこの経路がなくなり飛躍的にエコーが起こりにくくなります。今回、MPOW HC6を使ってスピーカーでの通話の場合とヘッドセットでの通話の場合のエコーについて比較してみました。

2. エコーの測定比較

今回はビデオ通話アプリのZoomを使用して2台のPC間で通話を行い、実際にエコーを測定してみます。測定系のブロック図を下図に示します。

測定にはネットワーク・アナライザーを使用しました。これは電子回路などの周波数特性を測定する際に使用する測定器です。これを使いPC1のLINE INからLINE OUTまでの周波数特性を測定することにより、PC2側で発生するエコーの大小を比較できるでしょう。

PC2は、内蔵スピーカー使用時は次の写真のように机の上に置き、音量を50%に設定した状態です。

ヘッドセットは次の写真のように設置しました。

測定結果

まず、PC1のZoomアプリをミュートした状態での測定結果です。これがこの測定系のノイズフロアということになります。

次にPC1のミュートを解除し、PC2を内蔵スピーカーにて使用した場合の結果です。エコーキャンセラが効いている帯域もありますが、エコーの影響が現れています。

こちらがヘッドセットを使用しての結果です。内蔵スピーカーを使用した場合に比べて飛躍的にエコーの影響が軽減されています。

3. ビデオ通話ではヘッドセットが有効

内蔵スピーカーでの通話に対してヘッドセットでの通話は圧倒的なエコー耐性があることがわかりました。
また、今回はエコーに着目しましたが、マイクと口との距離が短いという構造からS/N比も内蔵マイクより稼ぐことが可能なため、背景雑音の入りにくさという点でも優位性があります。

相手に言葉を届け、そして受け取る大切な窓口のデバイスですから、特性の良いものを使うに越したことはないでしょう。

これまで私はヘッドホンの類が嫌いだったため、今回初めてヘッドセットを使いました。 MPOW HC6は耳あて部分が小さめで耳を覆うことによる違和感もなく、軽量なため頭が重くなる感覚もありません。
実際に会議で使用したり、この記事の作成を通してエコーの測定を行ってみて今後ヘッドセットを積極的に使っていこうと思いました。 MPOW HC6は非常におすすめの機種です。

関連商品セット

  • Online Meeting Set – Special 29,900円(税別)
    ノイズキャンセリングヘッドセット(MPOW HC6)
    フルHD対応Webカメラ(eMeet C960)
    指向性マイク(BM800)
    防水Bluetoothスピーカー(EWA A106 Pro)
    LEDリングライト 8inch(Ring Fill Light)
    LEDビデオライト(W49 LED Video Light)
    グリーンバック
    USBハブ(UH-2294BK)
  • Online Meeting Set – Standard 15,900円(税別)
    ノイズキャンセリングヘッドセット(MPOW HC6)
    フルHD対応Webカメラ(eMeet C960)
    USBハブ(UH-2294BK)
  • Online Meeting Set – Entry 9,900円(税別)
    ノイズキャンセリングヘッドセット(MPOW HC6)
    LEDリングライト 6inch(Ring Fill Light)
Cerevo 採用情報
Cerevoではエンジニアや広報など、様々な職種の採用活動を行なっています。
IoTプロダクト開発やスタートアップ支援、企画、営業に関心が高い方からのご応募をお待ちしております。

採用情報を見る