[18日目] ひよっこエンジニアがアニソンVJをしたお話


本記事は、Cerevoスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019」の第18日目です。

Cerevo アドベントカレンダーTechBlog 2019
https://tech-blog.cerevo.com/archives/category/adventcalendar/2019/

はじめまして、新人ひよっこメカエンジニアのaFLaCです。

ロボコンに所属していない機械科という残念系高専生なのでつよつよエンジニアの記事を見てはひえぇと震えている毎日です。
先日アニクラでVJデビューしたのでその時の感想文でも書こうと思います。


アニクラとの出会いは突然に

今から1年ほど前、とあるTwitterのオタクからお誘いを受けました。「今度アニクラを主催するけど来ませんか?」

そう、アニクラです。名前は聞けど詳細不明のよくわからない何か。面白半分、不安半分ではありましたが一緒に誘われたオタク(そいつとは古い付き合いらしい)が乗り気だったのではるばる名古屋へ行くことにしました。 アニクラも名古屋も遠征も初めてだったのでなんだかんだ楽しみではありました。

そうして来る2018年12月8日、私は人生初のアニクラの門戸を叩きました。

扉を開けた瞬間から圧倒されたのをよく覚えています。大音量で流れるアニソン、妙に統率の取れた珍妙な踊りと奇っ怪な叫声をあげるオタクの群れ。 今までTwitterでしか見たことのなかったヤバめの儀式が確かに目の前に広がっていたのです。

それが、第1回ナシクラ 〜無名部だって有名系になりたい〜
無名系のDJ、アニクラ初心者のオタクを応援するアニクラを謳ったイベントであり、私の人生が大きく歪む変わるきっかけとなったイベントとの出会いでした。

アニクラを語る

こうしてアニクラとの衝撃的な出会いを果たしたわけですが、存外、私はこのアニクラというものを気に入ってしまったのです。

そもそもアニクラとは

アニソンを楽しめるクラブ。DJがいい感じに曲を繋いでVJがそれに合った映像を流し、それを自由に楽しむ空間。色々なジャンルのクラブがある。

  • DJ 曲を流す人。カッコよく繋いで会場を盛り上げる方。
  • VJ 曲に合った映像を流す人。DJと同じブースにいる影の薄い方。
  • 観客 遊びに来る人。音楽に聞き入ったり、お酒を飲みながら談笑したり、リズムに乗って踊ったり楽しみ方は人それぞれ。

そこにはクラブ然としたクラブからネタと狂気に満ちた地獄のようなクラブまで、流れる曲のジャンルや会場の雰囲気も非常に様々なクラブがあります。 そして私がこれまで行ったり、話に聞いたクラブはおそらく地獄寄りです。

ジャパニーズトラディショナルヲタク芸能、通称ヲタ芸の伝承が盛んだったり、奇声を上げながら走り回ったり床にひっくり返って泣き喚くオタクがいれば、プラレールで遊んだりテント広げて薄い本を読めるクラブもあり、全裸でDJしたり泥酔してトイレから出てこない主催もいたりする、考えうる限りおよそ何でもアリな空間。

でも、だからこそアニクラが好きになったんだと思います。

支離滅裂で正気とは思えない彼らですが、総じてみんな本当に楽しそうです。「あーコイツ幸せそうだなー」と傍目に見ても分かる程に。 はしゃいでいる時の彼らは他の誰よりも生き生きしていて、きっとそれに憧れたんじゃないかなと今になって思います。

そうしてナシクラをきっかけに色んなアニクラに遊びに行くこと1年「ナシクラ、VJとして出演しませんか?」

ついに運命の時が来たのです。

あったかVJ、はじめました

きっかけはとあるアニクラだったと思います。某コンテンツ楽曲が沢山流れるそのアニクラでは毎回やたら凝った演出があるのが特徴でした。ある回では原作再現な演出で専用に映像を作って流したり(わざわざ絵コンテまで切ってあったらしい)、ある回ではVJが自分で映像流しておきながら感極まって泣いていたりと、そういったのを見ているうちに自然とVJやりたいなあと思うようになっていました。

(益体もない話をすればDJよりミスっても目立たなそうという小心者特有の理由もあったりはする)

そんな話をしながら色々準備をしているうちに先程のお誘いがかかったのです。

機材のおはなし

VJの機材の話をします。

  • PC
    最悪これさえあればできる
    OSはMacでもWindowsでもよく、エフェクト等を多用するほどメモリや排熱の性能が必要になり、画質を落としたりすれば安物PCでも出来たりする
    ショボめのVJならRaspberry pi 4でイケるんじゃね?と密かに思っている
    アニクラならメモリ16GBが一般的らしい
  • コントローラー
    midiコンとも、エフェクトとかがやりやすくなる、持ち運びやすさで選んで良いと思う

    DJ2GO2
    私が使っているコントローラー、一応DJコンだけどソフトとの相性とかサイズとか価格とか何かとお手頃

 ICチップ搭載(大嘘)

  • VJソフト
    映像を流したりエフェクトをかけたりするソフトウェア

    Virtual DJ
    DJソフトだけど実は映像も流せる アニクラではこのソフトの使用経験者は多い
    何より無料という圧倒的な強みがある
  • 素材とストレージ
    持ち運びが多いので素材は外付けHDDに入れておくと便利
  • 映像出力ケーブル
    みんな大好きHDMIケーブル、必須アイテム、命
    プロジェクターはd-subだったり場所によっては3色端子もあるらしいので、延長ケーブルや変換コネクタを持っておくと安心
  • ケーブル類
    LAN、USB他持っていると有事の際に役立つ
    断線、相性の問題があるのでケーブルの予備は必須
  • マウス
    場所が狭かったりするのでdpi低めの人はトラックボールマウスの方が良いかもしれない
  • USBドック/ハブ
    使用するインターフェースが多いので足りなくなりがち
  • スイッチャー/ミキサー
    2人以上でVJをするときに交代がスムーズになる
    お高い機材なら映像出力先の切り替えを多用する演出ができる
  • 養生テープ
    コードを束ねたり、名前書いて機材に貼ったりする
    どれが誰のかわからなくなるので結構大事だなあと思った

ナシクラよ、永遠なれ

12/1の朝、私は名古屋にいました。

ナシクラに出会った場所であり、これから始まる大舞台でもあるエンターテイメントスペースRELATIONに1年ぶりに帰ってきたのです。
前日のうちにまちカド○ぞくを読んでラーメン荘にも行ってきたので体調は万全です。

出演者は先に会場に入り設営をします。DJは音を、VJは映像を問題なく出力できるか確認します。箱によって機材も様々なので場慣れしている先達に教わりながら準備をします。そしてあっという間に開始の時間です。私の出番は最初と最後、うかうかしていられません。いつの間にか震えだしたマウスカーソルを必死に合わせて映像を流していきます。

VJは基本的にぶっつけ本番です、アニソンVJの場合は特に。DJがいないと出来ないので本番のような練習はしづらいです。 ということでいきなりの本番!なんとか無事映像は流せました。でも以外とこれが忙しい。不手際なのもあるけれど割とずっとバタバタしていました。

気づいた頃には最初の出番は終わっていました。実時間で80分、体感は数十秒。緊張するのを忘れるほど夢中でVJをしていました。ぶっつけ本番の初現場を果たして小心者の私に楽しめるのかと不安だったのですが、終わってみれば驚くほど楽しかったのです。アニクラのDVJさんいっつもめっちゃ楽しそうにしてるなあと思っていましたが、その理由がわかった気がしました。なるほどね。

ステージを降りてからは客席側で楽しんでいました。先輩VJの上手さに感心したり、わざわざ京都から来てくれた友人と談笑したり、筋トレヲタ芸に励んだり。また、一緒にナシクラに誘われて、一緒にアニクラに通い、一緒にデビューした腐れ縁のオタクを保護者面して見ていました。T-angel、お前は伸びるよ。

そうこうしているうちに最後の出番がまわってきます。相方はナシクラの主催の片割れで、私をアニクラに誘った張本人、DJクズ留もう一。ひょんなことから知り合った彼とは妙に趣味が合うこともあってか非常にやりやすかったです。なんとなく彼のやりたいことがわかるので映像もそれに合わせやすく、終始楽しくVJしていました。

そして最後のDJ、キングオブルーキーことナシクラ主催のDJクズ留&DJくろのすのB2B。(B2B : 2人で交互に曲を流すDJスタイル)

ナシクラでアニクラに出会ってそれから1年、ナシクラ最終回に今度は演者として初舞台に立ち、最後を締めくくる主催2人のB2BのVJを担当する。めちゃくちゃ感動的じゃないですか? ライブ終わりの演者挨拶で「ほんの1年前までは観客として遊びに来ていたこのステージに今度は出演者として立たせていただいて、本当に夢のようです。」って涙ながらに言うやつじゃん!と主催を差し置いて初めて武道館ライブした声優並みのエモさの渦に飲み込まれていました。でも実際始まるとやっぱり感傷に浸っている余裕もなく、あたふたしているうちに40分は一瞬で過ぎ去っていました。

感想

あっという間に終わった初VJ、6時間をこんなにも短く感じたアニクラは初めてでした。

初めてにしてはよくできていると褒めてくださる方もいましたが、やはりまだまだ未熟ですし、現場に立って非常に勉強にもなったので色々吸収して、もっ上手く、かっこよくできるようになりたいです。なによりめちゃくちゃ楽しかったのでもっといっぱいやりたいなあというのが率直な感想です。そう思えたのも初舞台がナシクラだったからこそだと思います。誘ってくださった主催と共演した皆様には心より感謝しています。改めてありがとうございました。

また、今回VJをするにあたって色々調べているうちに、弊社元社員にVJソフトの開発者だったり自社製品でVJしてる方がいると知って非常に驚いています。最高にカッコよくないですか!? 私もアニクラで「このmidiコン、俺が設計したんすよ」って顔してVJしたいですね。midiコンの筐体設計とか絶対楽しいと思うんですよ。

というわけでVJとしてもメカエンジニアとしても色んなイベントに出演して、色んな製品の設計をできるように精進していきたい次第です。

以上、 「ひよっこエンジニアがアニソンVJをしたお話 」、中学の文化祭以来の行事感想文でした。

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